こんなご時勢だから、会社の運営には、相当の緊張感を持ちながらも、年末は5期連続の黒字で迎えられそうだから、私自身もそうだし、信頼を寄せている部下の引締った顔の中にも、明るい雰囲気が漂っているルーチンの資料の作成では、的確な数字を挙げてくれるし、前期の連結決算の発表では、監査法人からも、お墨付きを貰ったりと、別けても、絶大な信頼を寄せているのが経理課の連中で、その中で輝く存在なのが、今年二十歳になったばかりの女性のKさんだ頑張り屋さんの彼女は、連日の激務をこなしているのだけれども、今夏、出張の新幹線で、私の隣に座ってコックリコックリし始めて、静岡を過ぎたあたりで、私の肩に、頭をのせて熟睡してしまった寝息まで感じられて、ドキドキしたり、ちょっと嬉しくなっちゃったのだけれども彼女の目からは、少しだけ涙が流れていて、その時、寝言で言ったのが「お父さん・・・」だったそれで、私は、「おいおい!お父さんって・・・こんな子どもと、一緒に仕事をしていて・・・」大丈夫なんだろうか?と思ってしまったのだったのだところが、人事課長によれば、彼女は、将来は公認会計士か税理士になりたかったそうで、ここ名古屋の大学への進学を考えていたものの、お父さんが高校2年の秋に倒れてしまって、彼女の他に2人の兄弟がいたから、迷わず就職の道を選んだそうで、アルバイトをしながら勉強したそうだ155㌢の小柄ながら、時には夜遅くまで仕事をこなしながら、そんな素振りは一切見せずに、心の中では、お父さんのことを心配していた訳で、きっと夢のなかでも・・・そんな境遇は、自分の親父が全然売れない画家だったから、16歳から住込みで働きながら自立していてた自分と通じるところがあるような気がして、私は、そんな頑張る奴には、エールを送りたい彼女には、経理のスペシャリストとして育ってくれることを願っている次第で、財務諸表の作り方などの実践は、経理課の連中に任せているのだけれど、銀行員時代に税理士など幾つかの資格をとった経験から、その時間の管理などは、ランチタイムなどに話す機会があるそんな愛すべき頑張り屋のKさんを含めて、7人でちょっと遅めのランチを食べて、オフィスに戻ってみれば、「結婚してからも親がかりという新婚夫婦は多いけれど」で始まっているコラム、【新婚世帯4分の1が「親から仕送り」】というのがあったそれによれば、親から経済援助を受けている新婚世帯は、約25%もあって、しかも、そんな風潮は、相当以前からあったようで、10年前に比して、親世代にこれまでのような仕送りを続ける余裕がなくなってきているから、その金額は20~35%減っている旨の記載があった一人暮らしは経済的に無駄が多いもので、結婚とは、精神的な支えの他に、ある意味、セーフティネットだと、私は思っていたのだけれども・・・そして、社会人ならば、働いて得たお金の枠の中で、生活をするのが大原則だと思うし、それで我慢できずに、それを破って、親を頼りにしたりするのは、如何なんだろう?私には、「甘ちゃん」に思えるのだけれどもそして、そんな新婚生活を続けていたならば、人から、お金を貰ったり、借りたりすることに平気になってしまって、どんどん、自分自身を追い込んでしまうような気がする若い人には、自分の給料が少なくとも、それで納得して、我慢しながらも、気ままな自分自身や、家族との時間を楽しむようになって欲しいと思うのだが、そして、その姿を見せることが、子育てにとって、大切な気がするのだけれども・・・ところで、ランチが終わって、リーゼントの私に、経理課長が言った言葉は、たぶん冗談だろうと思うのだけれども・・・「Kさんを、悪の道に誘わないでくださいね」だったyoutube_write('');新婚世帯4分の1が「親から仕送り」
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